2024年2月21日水曜日

空手は中学校の授業で必須武道として必要?






日本国内の中学校の授業で空手(伝統派)
が必須武道となる話を聞きます。

その空手が本当に必要か賛否両論あります。

ですが、そんな空手を習いたい
という子がいるのも事実です。

この記事では、お子さんに
やる気がある前提で話を進めていきます。





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■目次

1:中学から空手が必須化?

2:精神を鍛えるため?

3:護身用としても必須?

3A:ヤンキーが習うと危険

4:空手教室の生徒は有利?

5:初心者は置いてけぼり?

5A:せっかくなら最速で上達を

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■中学から空手が必須化?








日本国内において、全部の中学校では
ありませんが体育の授業の一環として、
空手(伝統派)を導入・取り入れる
学校が2021年頃から増えてきました。


アナタのお子さんがこれから中学生になる
又は既に1年生でしたら、そういう話を
聞かされたことはありませんか?


特に東京をはじめとする関東圏では、
空手道場の子供たち、師範や市区町村の
空手連盟、協会が一生懸命、署名活動を
しているという話を耳にしました。


東京だけでなく、千葉県や神奈川県など。

ここ1~2年で、ですよ。

学校の授業でなくても日本国内では
既に空手教室・道場が実在します。


それ自体は今更って感じはしますが、
学校でいう空手はせいぜい高校からの
部活動でしか習う機会がなかったのです。


それだけ、中学武道必修化により、
日本の武道への関心は高まってるのです。

とはいえ、体育の授業として空手を
採用するのは極めて稀なケースだと
捉える人が多いのも現実です。


まだ始まったばかりの段階ですね。

それでも、こういう話をちらほら
耳にするようになったということは、
これから全ての中学校での空手が
当たり前という時代は違いです。


特に、女の子の入門も増えてます。

空手教室に既に女の子が稽古してる様子は
ありふれるほど事例が多いですが、
昔(2000年代)と比較しても
大分増えたのではないでしょうか。




■精神を鍛えるため?



では、中学校で空手が必須化された、
その理由って一体何でしょうか?

もちろん、単に健康的な体作りが
目的ではないのは素人でも分かります。


体を動かすだけならウォーキングで
十分賄えますからね。

では何かと言いますと、これは考察ですが



精神を鍛えるため



ではないかと思われます。

何故、空手が中学生の子供たちの
精神を鍛えるのか考えてみました。


空手が必修化された背景には、
空手が身体を鍛えるだけでなく、
和の精神や協調性を育むことが
できると言われてます。



「小学生からじゃないのは?」


と、アナタは思われたのではないでしょうか。

もちろんそれには理由があると思います。


  • そもそも小学校に道場がない
  • 小学生は手加減が必要
    (それを教えられる先生がいない)
  • 全ての小学生が習うには身体的に早い


中学なら既に剣道場の施設があり、
そこを空手道場としても使えますから。

話を戻しますが、精神を鍛えるという、
その点についてもお話していきます。


例えば、普通にランニングを続けて
精神は鍛えられるでしょうか?

これは、鍛えられないと思います。


体は暖かり体力づくりにはなりますが
精神までには影響はないと判断します。

では、空手はどうでしょう。


空手は、柔道や剣道と同じように、
相手がいて行う武道です。

その相手と闘う際に、何をしますか?


目の前にいる相手の動きを
見逃さないよう集中しますよね



一瞬でもよそ見をしたり、また全然
関係ない事を考えてたら試合に負けます。

他の武道でもですが、集中力を要するから
集中していた方が相手の動きを
見逃さずに試合に挑むことができます。


試合を終えたら、勝っても負けても
相手に礼をして終えるものです。

そうして作法を学ぶのです。


だから、結果的に精神力を高め鍛える
ことができるのではと考えております。

(もちろんこれが正しいとは限りません)


また、伝統的な武道としての価値を守り、
次世代に継承していくための取り組みも
行われているのが空手です。

中学校での空手の授業内容には、
基本的な技の習得と和の精神を理解する
という要素が含まれています。




■護身用としても必須?








少し話が反れますが、空手を護身用として
身に着ける人も結構多いようですね。

特に、女性とか。


中学生には護身術はまだ早いと考える
親御さんがおられますが、それでも、
不審者から逃れれば良いですよね。

実際、防犯ブザーだけじゃ役不足と
判断した親御さんがいて、護身用として
空手教室へ通わせるみたいです。

護身術として習う武道は他にも、
柔道、合気道がありますよね。

ただ、この二つの武道を小学生が護身として
身に着けるには不利な気がします。

不審者は大体大人ですから身長差があり、
下手したら捕まえられる恐れがあります。

柔道と合気道はどうしても相手の体に
触れては投げる武道ですからね。

だから、拳・腕を突き出すだけで、
寸止めも有効活用できる空手が、
中学生が身に着ける護身術としても
うってつけなのではと思います。



●ヤンキーが習うと危険



「中学生に空手はまだ早いです!
 必ずいじめっ子が悪用します!
 学校側は何考えてるんですか!?」



こういう考えを持つ親御さんもいます。

何でかと言いますと、中学校からですと、
高い確率で不良生徒というのがいます。


そういう生徒は、他の大人しそうな子を
暴力的に痛めつけるからですね。

そんな、ヤンキー気質な生徒が、もし、
空手を習ったらどうなるでしょうか?


そのヤンキー生徒が授業をさぼって
くれるならまだ有難いですが、
残念ながらそうとも限りません。

必ず誰か犠牲になります。


しかも、最近の小中高等学校は、
イジメを見て見ぬふりをしたり、
起きたことを隠蔽したりします。


ほぼ全国のですよ?


だから、中学校の空手必須化というのが
必ずしも良い事ばかりではないのです。

ただ、これは空手が悪いのではなく、
何でも悪用するヤンキーがおかしいのです。



それに、これについて話すとキリがありません。

ここではこれくらいにしておきます。




■空手教室の生徒は有利?



話を戻しますが、中学校の体育の授業で
空手が必須科目になるとしてですよ。

必ず、実力に差が出る生徒がいます。


ただでさえ運動が苦手という子いますよね。

それだと、空手が導入されずとも、
体育の成績に響く恐れがありますけど。


それとは別に、中学校のではなく、
ご近所の空手教室に小学校の頃から
通ってきた生徒はどうでしょう。

どう考えても有利かと言いますと、
これは何とも言えません。


と言うのも、

  • 空手教室に通った=強い

とは限らないからです。


これは、個人差が必ずあるものですから、
どうしようもないことです。

何故なら、親にただ通わされただけで、
意識を持って強くなろうと思って
空手の稽古に励んだ子ばかりではないから。


小学生のうちに黒帯を獲得した子なら
それ相当の実力があると思います。

でも小学校を卒業しても白帯のままの子は
その限りではないですよね。


だから、小学校の頃から空手教室に
通ってた生徒と差をつけられるとか、
そこは心配してもしょうがないです。

空手未経験でも中学から伸びる子も
いるところにはいますから。




■初心者は置いてけぼり?



「とはいえ、うちの子は武道は初心者で未経験なんです。
 置いてけぼりにされるか心配です。」



アナタはこう思われてませんか?

そのお気持ちはわかります。

初めて行うことに対し右も左もわからないと
一人ぼっちにされそうで怖いですよね。


もちろん学校側としても初の試みで、
さすがに本格的な稽古を導入するとは
考え難いと思います。

当然、何事も基本から行うものです。


まず基本的な技の練習から始まります。

未経験の中学生が多いですから、
パンチやキック、ブロックなどの
基本技術を身につけることが重要です。


それぞれの技を正確に身につけることで、
基本のポジショニングや動作を
体に染み込ませることができるのです。

なので、カンフー映画にありそうな、
派手な戦闘シーンで使われがちな
回し蹴りを教えはしないでしょう。

もちろん既にそれができる生徒はいます。



●せっかくなら最速で上達を








ここからは、お子さんが空手を上達
させたいという意思がある場合だけ
話を聞いてください。



本人がそこまで空手に興味がなく、
ただ授業で先生に言われたことだけ
やってればいいと考えてるなら、
この先は読んでも意味がありません。


お子さんも人生一度しかありませんから、
空手だけやらせるわけにはいきません。

一方、誰にも負けたくないご様子でしたら
これから話すことはお役に立てます。


当然ですが、今から5年前までは、
中学校に空手部はほぼありませんでした。

それがここ1~2年で必須化されて、
学校の先生も最低限の知識と技術を
勉強しているハズです。


そこで、気になることがあります。

現時点で空手部があるならともかく、
ない学校は体育の先生も空手に関しては
素人の可能性があります。



これが何を意味するかわかりますか?

つまりは、こういうことです。


素人同然の大人から技術を学ぶより、
伝統派空手を習得されてる達人の方が、
教えるのも優れてると思いませんか?



これは決して、そういう師範がおられる
道場や教室に通いましょうという
提案ではありません。

通えるならそれに越したことはないです。


もちろん全員が全員、そうできるわけが
ないのは重々承知しております。

ですが、その伝統派空手を他の生徒よりも
最速で身に着け上達させられたら?



「そんな都合の良い話あるんですか?」


あるんです。

ただし、いつでもその達人から
教わることができるとは限りません。


今この瞬間に決めることが大切なのです。




⇒空手を最速で上達させる
(別記事へ移ります)




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